今回の体験談の概要です。
- アルバイトから正社員へ
- 今何時?長時間勤務の極み
- 体調の変化→ついに入院→退職代行の利用
こんにちは、管理人のワタヨシ(@Watayoshi1984)です。
私はこれまでに5社のブラック企業を経験してきました。
その中で、ブラック企業に気付いてから退職するまでを体験談としてつらつらと書き綴っていきたいと思います。
アルバイトから正社員へ
とあるカラオケ店でアルバイトとして働いていた私は、特に就職活動を考えることもなく、カラオケ好きがそのまま店員となりました。
ある日、店長から声をかけられることとなりました。
店長:「ちょっといいかな?」
私:「はい。何でしょうか?」
店長:「君が入ってから一年くらい経ったけど、就職活動はしている?もし、まだ行く先を考えていないのなら、正社員になってみない?」
私:「せ、正社員ですか・・・・」
店長:「詳しい内容は、この紙を見てくれれば良いから。待遇も悪くないし、カラオケが好きならこのまま正社員になるのも悪くないと思うけど?」
私:「今のところ、就職活動も特に考えていなかったので、これを機に考えてみますね。」
と、あまりよく考えていない私は、給料の良さに釣られて正社員になることを決心しました。
これが後に大きな間違いだったと気づくのは先のことでした。
長時間労働の極み
正社員となった私は、期待と不安とでワクワクしながら3か月の試用期間。
飲食材の発注、検品、在庫管理、、、今まで知ることのなかった店舗業務だんだんと覚えていきました。
晴れて試用期間が終わり、店舗配属となり、いきなりの新店配属となるのでした。
しかし、期待に満ち溢れた私を待っていたものは、終わることのない長時間労働でした。
10時の開店に備えて、おおよそ1時間前くらいには出勤し、開店準備。
終電を逃した私は、小一時間の休憩をはさみ、夜勤へと臨むのでした。
眠気と疲労とで目が血走りながらも夜勤のメンバーさんに支えられ、閉店まで突っ走るのです。
2日目の朝を迎えた私の願望はただ一つ『お布団で眠りたい』
自宅まで45分かけて戻り、シャワーを浴びたりなんだりする。
そうこうしていたら出勤時間となり、行きの電車内で充電する。
平日の夕方は、来店される方も多くないため、空き部屋で睡眠(充電)
体調の変化から始まる悪夢
そんなこんなで激務と長時間労働と戦っている日々もついに終わりを迎えることとなります。
それは、空き部屋を清掃していた時のことでした。
次の瞬間、気付くと私は、病院のベットで寝かされていました。
お店の人の話によると、『口から泡を吹いて、奇声を上げながら倒れた』そうです。
全く意識の無い私には、冗談を言っているものだと思い、本気にしませんでした。
一応、念のため、検査入院で3日間、入院することとなりました。
退院後、すぐに出勤してひやひやしながら復帰後の初日を終えるのでした。
それから5日後、それはまたやってきました。
空き部屋を掃除しようとしていた私は、またも『口から泡を吹いて、奇声を上げながら倒れました。』(またも記憶がないので、お店の人から聞きました。)
医師の診断は、『光過敏性てんかん』でした。
昔、『ポケモン事件』という、テレビを見ていた子供たちが突然、口から泡を吹いて倒れるという事件があり、それの原因も光過敏性てんかんだそうです。
私の場合、カラオケのモニターが原因だそうで、疲労と相まって症状が出やすい状態にあったそうです。
そして、母親に勧められるままに利用したのが、『退職代行』でした。
親としては、子どもにけじめをつけさせたかったけど、入院している手前、そういったものに頼らざるを得なかったんだと思います。
電話で退職の意思を確認され、退職日の打ち合わせを軽く行って終了。
翌日、担当の方連絡があり、『もう終わりました。これで辛い思いすることもありませんよ。』という言葉が胸に刺さり、親の前でしたが、泣き崩れました。
多分、自分自身が思っていた以上にため込んでいたんだと思います。
退職代行を利用することで一気に解決し、退院するころには、『次の仕事は、長時間働かなくて済むとこにしよう』と冗談を言えるくらいまで良くなりました。
最後に
光過敏性てんかんで倒れた私は、ある意味、過労死寸前だったのかもしれません。
ですが、退職代行を利用し、会社を辞められたことで『あの時、何で倒れたんだろう?』って思えるくらいに良い経験として自分の中で消化しています。
飲食関係の仕事に限らず、長時間労働をされている方は、疲労感や体調の異変を感じたら、なるべく早く病院にかかることをおすすめいたします。
もし、あなたが倒れても会社は、守ってくれません。守ってくれるのは、自分自身だけです。
退職代行を利用するしないはさておいて、常識の範疇を超える長時間労働を強いている会社から一刻も早く抜け出して、自分自身を守ってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
また違う記事でお会いしましょう!