【体験談】私は、退職代行でブラック企業を辞めました。<2社目>

今回の体験談の概要です。

  1. 入社は突然に
  2. 壮絶な下積み期間
  3. 売れたら天国、売れなかったら地獄
  4. 新たな問題→退職代行の利用

こんにちは、管理人のワタヨシ(@Watayoshi1984)です。

私はこれまでに5社のブラック企業を経験してきました。

その中で、ブラック企業に気付いてから退職するまでを体験談としてつらつらと書き綴っていきたいと思います。

目次

入社は突然に

今は、上場停止となってしまい株式公開はされていませんが、私が以前勤めていた不動産会社は株式公開していました。

株式公開している会社でもブラックな会社があるよって話です。

私は、投資用マンションを販売する会社に勤めていました。

これから営業力を身につけなきゃ生き残っていけないよな・・・と実に安易な考えで転職先を探していました。

そんな矢先、知り合いから誘われ、不動産の世界へ足を踏み入れるのでした。

上場企業のしかも全く経験のない業種で『なんて業界に入ってしまったんだろう』と激しく後悔したのをよく覚えています。

入社した会社は、良く言えばめちゃくちゃ上下関係の厳しい会社、悪く言えばスーパーブラックな会社でした。(私が入社後、知り合いはフェードアウトするかごとく退職していきました。)

中途採用だった私は、入社式や研修などあるわけもなく、入社日当日、人事部の人から『君は営業1部に配属になったから頑張って』とだけ言われ、すぐに現場に放り込まれるのでした。

壮絶な下積み期間

毎朝、朝礼があります。(当たり前ですかね)

朝礼は、朝7時から9時まで開かれています。

とある一日の朝礼メニュー
  • 企業理念、社是、営業部心得→全員で唱和
  • 前日の活動状況報告と本日の活動目標発表→1人ずつ発表
  • 未契約社員の行動宣誓(一日も早く契約をとるために頑張ってアポします的な感じです)→1人ずつ発表
  • 未契約社員の特訓→5:1のロープレを30分間実施(ある意味、公開処刑です)
  • 各営業マンの一人壁打ち(30分間)→営業トークを壁に向かってひたすらしゃべり続ける。
  • 営業部長のありがたーーいお言葉
  • 解散→各自営業活動開始

上記のメニューを毎日実施されています。

もちろん、『朝礼は自主参加』です。

(この時から、自主参加=強制という構図ができていました。)

駆け出しの頃は、本当にアポを取ることで精いっぱいでした。

毎日300件以上電話して、やっと1件のアポが取れるか取れないか・・・

もともと私自身、営業が上手でもなかったんですけどね。

契約が取れない社員=タダ飯喰らいというレッテルが貼られるので、契約の取れるまでの期間、本当に辛い思いしかしませんでした。

アポすら取れない日が続くと『合体日』と営業部内でまことしやかにささやかれている儀式を行うのが通例となっていました。

※合体日とは、アポが取れるまで、受話器と受話器を持つ手をガムテープでぐるぐる巻きにして固定する儀式のことです。

今でこそパワハラやモラハラなどの様々なハラスメントが話題になり、一般的になっていますが、当時は、契約優先でしたのでパワハラがどうこう言われる時代ではありませんでした。(念のため)

売れたら天国、売れなかったら地獄

下積み期間中に営業部長が『下積み期間が終わると君もスーパー営業マンになれるよ』と言っていましたが、「そんなわけないだろ」と私は思っていました。

壮絶な下積み期間も半月耐えたら1か月、2か月と地獄に思えた下積みがだんだんと辛く感じなくなり、数か月間耐え抜くとそれなりに実力が付くというか肝が据わってくるというか、とにかく『オレは絶対に契約が取れる』と意味の分からない自信がみなぎってくるのです。

そして、営業部長の言葉通りに下積み期間が終わると本当にスーパー営業マンになっていたのです。

その時は、誰に電話してもアポが取れるし、どんなアポでも契約が面白いように取れる期間が訪れました。

そうなってくると人間的に腐っていくか更なる向上心を持って邁進するかのどちらかになるのですが、私は前者でした。

売れていれば誰も文句は言わないのでやりたい放題し始める始末です。

朝礼はボイコットする。

アポが無い日は、パチ屋で時間を潰す。

お客さんと接待旅行や接待ゴルフに精を出す。

売れなくなってくると前の地獄の下積みに戻りたくないという、火事場の馬鹿力を発揮して、何とか契約をもぎ取ってくるという、今思うと本当に自堕落な生活をしていました。

そして、だんだんと社内で孤立し始め、他の営業部からねたまれたり、徐々に敵対する人が出てきたのでした。

新たな問題の発生

自堕落な生活もそう長く続くはずもありませんでした。

ある日を境にだんだんと契約件数が減っていったのです。

『契約横取り事件』の発生

不動産業で契約を結ぶときは、宅建士が重要事項を説明しないと契約できない決まりとなっていて、宅建を持っていない私は、当日に契約書を取り交わすことが出来ず、別日に重要事項の説明と契約書を交わす日を設定し、宅建士の人に同席してもらい、契約書を取り交わしていました。(契約を巻くと言っていました)

仮契約日と本契約日に間が空くため、その間に悪知恵の働く営業マンが契約を勝手に巻き、手柄を我物としていたのです。

※仮契約は成果に反映されず、本契約だけが成果に反映されるため、どれだけ頑張って仮契約を取っても本契約を取らなかったら、成果0になります。

そして、契約の横取りをしていたのが社長の身内だったため、周りは何も言えず、成果の上がっていない私を罵倒するようになりました。

契約の横取りが始まって、1ケ月は我慢していましたが、成果を横取りされて成果の挙げられていない私は、人事や総務の人に相談することにしました。

『申し訳ないけど、社長の身内だから手が付けられない。』

私の期待に反して、社内は相当腐っていたようです。

さすがに我慢していられず、弁護士さんが運営している退職代行に事の経緯を説明し、相談しました。

弁護士さんは、この手の相談に慣れているようで本当に手際よく話を整理してくださいました。

弁護士さんと話し合った私側の主張
  • 即日、退職すること
  • 有休消化すること
  • 個人の備品は、会社に寄付または破棄すること
  • 営業秘密の保持を守ること
  • 契約の横取りは機密違反、利益相反の可能性がある。
  • 横取りに際しては、パワハラが行われた可能性がある。

本来だったら、退職する旨だけを通知してもらう予定でしたが、あまりにも腹立たしい気持ちが収まらず、『何か合法的に損害賠償とか請求できないですか?』と、相談したところ、可能性は十分にあるとのことでした。

そしていざ退職代行、発動

結果的には、民事でも訴訟問題は避けたいとの意向で示談を勝ち取ることが出来ました。

本来、支払われていたはずのインセンティブ+慰謝料しめて540万円也。

何より、弁護士さんが交渉してくれたからこその結果だったと思う。

これを自分一人ではまず無理だし、相手側が元従業員が何を言ってんだってもみ消していたと思う。

最後に

ブラック企業で培った営業能力は、今でも役に立っているので、大変ではありましたが、当時、ビシバシと鍛えてくれた諸先輩方には、感謝の念でいっぱいです。

波乱万丈な営業マン生活でしたが、会社としてもう少しまともな体質であれば、今でも上場企業として、株主に貢献できたのではないかと思います。

今回、退職代行を利用し、会社を辞め、なおかつ示談交渉でもらえなかったはずのものが支払われたことは、なかなかない経験だと思いますし、良い経験として自分の中で消化しています。

ブラック企業に限らず、長時間労働をされている方は、疲労感や体調の異変を感じたら、なるべく早く病院にかかることをおすすめいたします。

また最近では、様々なハラスメントが注目されていますので、明らかに常軌を逸した場合は、弁護士さんや然るべき機関に相談されることを強く推奨いたします。

もし、あなたが傷ついたり倒れたりしても会社は、守ってくれません。

守ってくれるのは、自分自身だけです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

また違う記事でお会いしましょう!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる